★良かった点
・本邦初訳のトールキンの詩「航海譚」
辺見葉子氏の訳が素晴らしい!!その後に辺見氏の解説があるのも親切でグゥー。
・『ナルニア国ものがたり』で知られる、C.S.ルイスの書評、また『ゲド戦記』のル=グゥインの『指輪物語』におけるリズムのパターン。
これ2つだけで、この本の価値の大半を占めていると思います。
・編集後記も「指輪物語好き」には非常に共感出来る内容です。
★なんだかなぁ…な点
・天沢退二郎氏+井辻朱美氏の対談
何が言いたいのか、さっぱり分かりません。途中で指輪物語から話が大きくずれているのはいかがなものか?
原書=サラダ、瀬田訳=いもの煮っ転がし。
例えヘタなのか…結局、最後には井辻氏の瀬田訳批判で終わるという、主旨の一貫しない謎な対談でした。もっと良い人選をして欲しい。
・映画批評の中には、意味不明なものも多々。原作批判、映画批判をするのは歓迎なのですが、まともな理由も述べず、『頼まれたから…』的な印象を受けるものもあり、とても残念。
・値段の割に本の製本が雑なような気がするんですけど…。
内容云々より、読みづらさで挫折しそうになりました。
以上、感想まとめとしまして、「初心者にはお勧め出来ません、指輪物語既読の方も覚悟して読んで下さい。」
良かった点は本当に良いですので、一言申し添えて置きます。