いかなる本も自分の知りたいことと、本が提供しているものが一致している本が自分にとって良い本だと思われます。
ご指摘のとおり、日本にはまっとうなLabVIEWのプログラミングについて書かれた本は無いに等しい状況です。
この本はLabVIEWプログラミングの楽しさを知ること、計測の基礎を知ることには有効だと感じました。一方、LabVIEWのプログラミングを基礎から、テクニックを知る為には有効ではないと感じます。
計測関係のプログラミング本を書くことは難しいと思われます。多くの人に共通の計測器を例に取り上げて順番に書くことが出来れば良いのですが、安価な計測器で広く出回っている計測器はほとんどないのではないでしょうか。
この筆者はその部分を良く知っていると思われ、最大公約数的にPCのサウンドボードを取り上げていることで何とかこのような制約を回避した努力が伺えます。
本の約50%程度はPC計測の基礎に関することがらで、残りがLabVIEWプログラミングの楽しさとLabVIEWのプログラミング方法概要となっています。従って、プログラミング本として購入を考えているのであれば1度書店で手にとってから判断した方が良いと思われます。
この本をプログラミング本と言うことは残念ながら難しいと思います。(それを著者が狙ったのか否か??)本格的なステップバイ、ステップで書かれたプログラミング本の登場が求められますが、国内では需要が限られるでしょうからなかなか出ないだろうなと思いました。