「1人で戦わない」「勝ち取るべき目標をきちんと設定する」といった戦略から、裁判の起こし方、各種データの測定、住民説明会・公聴会の進め方、情報公開など、戦うための武器の使い方まで、失敗例も含め著者の体験を基に解説している。実際に多くの住民運動で譲歩を引き出した著者だから、説得力がある。
いわゆる「プロ市民」「職業運動家」的な住民運動とは、はっきりと一線を画し、「仕事、家庭を持ちながら、やむにやまれず立ち上がるのが本来の住民運動のあり方」という著者のスタンスには好感を持てる。にしても、著者はなんでこんなたくさん戦ってるんだろうという気もするが。