この巻では珍しいことに、途中を大きく省いて
決着の1局を長く描いている。(その完成度は抜群に高い)
福本氏が一通や七対子のクリアを省略してまで描きたかったもの、
それは東西戦の、ひいては福本漫画の核となる部分・・・
「信念を曲げた方が敗れる」ということである。
(カイジやアカギをよく読んでみよう。必ずあれこれ考えた方が負けている。)
これってよく考えるとあまりにも少年漫画的で、
ちょっと口に出して言うのがためらわれるような内容なのだが、
この信念に沿って行動するキャラクターの真摯さに、
胸打たれぬ者はいないだろう。