本書を読み、自分もあらためてミッション・ビジョンの重要性を思い知りました。今回特に感じたのは、ミッションやビジョンは、
・全従業員が共感できるものでないといけない。特定の部署や役職に対してのみでは意味がない
・短く簡潔で、わかりやすくなければいけない。だらだらと長いものはよくない
・当たり前だが、有言実行でなければいけない
ということです。
幸い、今の勤め先には明確なミッションとビジョンがあるので、今後はより意識して仕事をしていきたいと思いました。また、チャンスがあればいずれはミッション・ビジョンの策定や改善に関わっていきたいとも思います。
この本は明確なミッションステートメントを『きっかけ』に(これがすべてではないことに注意すべきだと思う)成功した企業を紹介している。
しかしながら欲張りすぎの感は否めない。この一冊の本の中に40もの企業を紹介しているのだ(原著は50社)。
このため内容は各社のミッションステートメントの紹介とその簡単な導入経緯と効果のみを解説するにとどまっている。
本当は多くの紆余曲折があり、関係者の多大な努力の末に高い業績を達成したのであるが、紙面の都合上、ポイントを述べるのみにとどまってしまっている。
よってこの本を読むとまるでミッションステートメントがすべてのような印象を受けるが、これはあくまできっかけに過ぎないと私は思う。
実際にこのミッションステートメントをどのように決定、導入したのか、そしてこれをきっかけにどのような具体的な施策を行ったのかをもっと詳細に記述して欲しかった。
そういった意味でもっと事例を絞って(10社程度でも十分ではないか?)掘り下げた分析が欲しかった。