しかし、一見難しげなことが書かれていますが、落ち着いて
よく読めば、できるだけ平易な言葉を選びつつ、組織の変化、
変革のエッセンスと、個の変化、変革のエッセンス、さらに、
組織と個人の変化変革の、碩学や実務家のエッセンスが上手に
語られいることに驚きます。
あとがきに「われわれは変わるために生きているのではないが、
変わるときに生きていることをあらためて実感する」とあります。
ここぞ、という変革のときに、「一皮むける」かどうか、が
分かれ目なのかもしれません。
参考文献一覧が充実で、さらに勉強するための道程も示されて
おり、日常の煩雑さに埋もれてしまいそうなときにこそ、こういった
理論武装、知識吸収の大切さを感じる、そんなよい本です。
組織の問題と個人の問題は同等に考えられない点も
多いが、共通点も多い。この本では「人が変わらない
理由」のリストというのがなかなか使える。