トップコンサルティングファームでも「読め」といわれている本です。
とにかくこの1冊で十分です。いろいろ手を出すのはやめましょう。
型を学んだ上で、それを実行に移すこ時には、無意識で行っていたことを意識的に行わなければならなくなる。そこでは、個人の個性、独創性が嫌でも表れてしまう。つまり、「型」を持つことは、逆説的に、それぞれの独創性や個性を引き立てる結果につながるのである。
日本人は、小学校から習字や書き方の授業で字の「型」を繰り返し習練してきた。それにも関わらず、日本人の手書きの文字には、書いた人の個性が実に明瞭に表れてしまう。一方、アメリカ人の書く字は(私の知っている限りであるが、)概して似たり寄ったりである(その上、お世辞にも綺麗であるとは言い難い)。その原因は、アメリカでは日本ほどには書き方授業に力を入れていないところにあると思われる。
コンサルティングの付加価値は、説得力だけではなく独創性によっても決められる。マッキンゼー等のコンサルティング会社の独創性は、確固とした考え「型」、書き「型」を持ち、それを徹底的に教え込んできたところに一端があったのだと、妙に納得してこの本を読み終えた。