表紙を飾る「Sex & The City」の特集もさることながら、私は「ザ・ホワイトハウス」のマーティン・シーン、「ER」のアンソニー・エドワーズ、「フレンズ」のジェニファー・アニストンといった主役陣にインタビューをおこなって構成した記事にたっぷりとした味わいを感じました。
才能豊かで野心的な若者が星の数ほどもいるアメリカでは、下積み時代の長い「大部屋俳優」だった経験をもつスター俳優が珍しくありません。ジェニファー・アニストンなどもウエイトレスを続けながらオーディションを繰り返し受けたくちです。苦労人だった彼ら主演俳優たちが自分の言葉で自らの仕事について誇りをもって語る様子が本書では見られますが、大変清々しくて胸を打ちます。日本の芸能人の多くが(遠慮からなのか無思慮からなのかは分かりませんが)見せることのない人生哲学や、ときには政治姿勢にまで踏み込んで語る言葉はとても味わい深く、役者としてというよりは人としてどう生きるかということを表現していて敬意の念を抱きました。
日本のテレビドラマは4ヶ月程度でめまぐるしく生まれては姿を消すということを繰り返しており、登場人物の造形に十分な時間を充てることがとても望めません。一方でアメリカのテレビドラマは数ヵ年に渡ってじっくりと主人公や脇役陣を熟成させていき、そのことによって深みのある感動を生み出していくといえます。彼我のこの大きな差を目にして、私はどうしても海の向こうのドラマに肩入れしてしまうのです。
私同様、アメリカのテレビドラマに強い思い入れを持つ読者にとってこの本は十分すぎるほどの楽しさを与えてくれる一冊といえるでしょう。
また、最近話題の韓国ドラマも劇中に登場したお店や、ロケ地などが、MAPや写真付で詳しく紹介されています。
最近の新作海外ドラマのエイリアスやザ・ホワイトハウスも相関図付で紹介されてるので、今まで見逃しちゃってた人も、これからでも充分ついていけますよ!!
そして・・・フレンズの8年間がぎっしり詰まった特集も必見!!6人それぞれの歴史が一目でチェックできるよ!!
さらに、海外ドラマ好きなら一度は直面する問題(?)「海外で売ってるDVDソフトを見るために必要なこと」が2ページにわたってDVDの表記の見方や、用語の解説、必要な機械など、わかりやすく解説されています。
また、今大人気の韓国ドラマの特集も、「冬のソナタ」「美しき日々」の主演女優チェ・ジウのインタビューをはじめ、それぞれの男優のインタビュー、「冬のソナタ」のロケ地を写真付きで紹介しています。
上記の海外ドラマがお好きな方は、ぜひぜひ読んでみてはいかがでしょうか?