中身は、幼年時代から医学部再入学に至る勉強歴を綴った第一部と、
自身の勉強ノウハウを綴った第二部に分かれていて、とても整理されている印象を受けます。
全体的なトーンとして「勉強」、特に資格取得に対する筆者からの前向きなメッセージが
強く伝わってきます。
個々に紹介された勉強法にしても、難しい問題は因数分解して、自分の能力に応じて
分割して解け、といったアドバイスや、採点者、出題者の気持ちに立って考える事の
大切さを説いたりと、堅実な助言にで溢れている内容となっていると思います。
ただ、読めば分かるとおり、筆者は並大抵でない努力をしてきたのは
事実なわけで、楽して資格を、なんてスタンスの人に本書は役には立たないでしょう。
人間は一生勉強するものである、という筆者のメッセージに共感できる人、
心のどこかで自分を高めたいと思っている人にはお勧めです。
本書はそうした人達の背中を押してくれる一冊ですね。
僕には英語の勉強、受験数学の勉強の記述がおおいに参考になりました。特に受験数学については「解法パターン蓄積量×計算力」というのが実に説得力があります。理系入試の場合、解法パターン千個強だそうです。もちろん、実行するのは大変なことです。しかし、読者は挑戦してみようという気になります。
受験を控えた高校生や資格試験を狙う社会人には必読の書です。