全体的に、厳密さや正確さよりも、分かりやすさを重視して書かれているという印象を受けます。語りかけるような文体ですらすら読めますし、脚注も豊富です。
タイトルだけを見ると、検索エンジンについて網羅的に書かれた本なのかという印象を受けますが、実際には、全体の8割くらいは広告モデルとSEOに関するものです。また、技術的な事柄から書かれた部分はほとんどありません。ビジネスとしての検索エンジンについて知りたい方には、なかなかの好著と思います。
インターネットの商業的な歴史をわかりやすくおさらいするにはぴったりです。(注釈もあるので、そんなに技術論などなくてもOK!)
あらためて振り返ってみると、なんてドッグイヤーなの!!って感じがしますよ。だって、大きい(と思われた)会社だって、寿命が極端に短いからね。
賢者は歴史に学ぶといいますが、読んでいるうちにいろんなアイデアが湧き出してきますよ。
ただ、これで技術論やSEOの真髄をしりたいなどというのは無理。そういう意味で言えば参考になりません。
楽しみながら読む読み物としては、好きな人にはたまらない逸品です。