また「Google驚異のメカニズム」と題して、なぜこの検索エンジンが世界中に存在する途方もない数のサイトから、利用者が求めているものを探して持ってくる事ができるかについて解説していますが、これもGoogleを利用している多くの人々、殊に私のような文系サラリーマンには、知っていなければならないとまでは言えないことなので、とりたてて見るべきものがあるようには感じられませんでした。
しかし、英語版Google独自の機能について紹介した部分は、今後利用していきたいと感じるものがありました。英語版Googleの存在は知っていましたが、その活用法を英語で読んで理解する作業は手間ですし、日本版Googleで代替が利くと考えていたというのが正直なところです。したがって本書のように日本語で噛み砕いて紹介してくれているのは大変ありがたいといえます。
さらにいえば、スペイン語のニュース記事に目を通すことが多い私にとって、本書はスペイン語版Googleのニュース機能にも目を向けるきっかけを与えてくれました。実際に試してみると、Yahooスペイン版のニュース検索よりもスペイン語版Googleのほうが守備範囲は圧倒的に広いと感じた次第です。
なお、翻訳業務を生業にしている方には「翻訳に役立つGoogle活用テクニック」(安藤進著/丸善刊)をお奨めしておきます。