「エルメスは上流以外は持つな」とは言いませんが、実際、市中の女性がエルメスを身に着けている姿を見て、「ちょっとそれはバッグが浮いているな」「その使い方ではスカーフも見栄えがしないな」と思ってしまうことがあるのも事実です。エルメスなど買う余裕のない私でさえそう思うくらいですから、好んでエルメスを身に付け、その品に相応しくあろうとしている方であれば眉をひそめたい場面も少なからずあると思います。
しかし、名指しに近い書き方で「あの人には似合わない」と指摘をするのが、好ましく、品のある振る舞いかと言うとそうは言えないですよね。
結局のところこの本は、「エルメスさえ身に付けていればステイタスを表せる」と思って努力せずにいると「痛い目にあい」、「エルメスがしっくりなじむ人を目指す」と素敵な女性になれるのよ、という先輩からのアドヴァイスであろうと思います。