「ブラックジャックはどこにいる?」などこれまでの著作の特徴だった
反大学医局制に基づいた医療批判もあるのですが,
それよりも心臓外科医としての腕前をいかにして身につけたのか
「上達論」や売れ筋の「プロ論」に多くが割かれています.
名医とはこうして作り作られていくのかと,
その仕事っぷりが見えて,興味深い.
ビジネス誌に使えそうなコツネタ・仕事術もあり,
一般の人にも応用できそうです.
それにしても面白いことを書く医師がいるものです.
固定されたありきたりな医者のイメージが変わります.
本文中にもありますが,「医者にしておくのはもったいない」です.
マンガから映画,オペラまで,ネタが豊富でへぇと勉強になりました.
教養なのだろうと思うのですが,関西生まれのようだから,
「単に吉本体質ですから」と著者にはぐらかされそうな気もします.
若い人,とりわけ就職活動中の学生や社会人,
新入社員にも読んでほしい,
勇気づけられる内容でありました.