絵を見れば、きれいと思うし、新しいアイデアのヒントが得られるし
「発想の軸」「議論の方向性」「ものの見方」を考えさせられるでしょう。
また、田舎者(私もそうですが)の都会羨望こころをくすぐっていることも、実績云々の部分もあることも事実でしょう。確かに、なんかを生み出したいと思っている人が、この本だけでものを生み出せるとは思えないのも事実です。
でも、「この本は絶対だ。これを使え。」と言っているよりは、こういう見方も出来るということを、分かりやすい方法で提案しているだけです。
なので、「発想の転換」「ヒントを得る」人にとっては、面白い本でち?よ。読みながら次のページが楽しみになることは事実です
坂井さんはコンセプトメーカーとして古くは日産のBe−1やラシーンの企画、デザインなどを手がけたことで有名ですが、そもそもBe−1やラシーンは「都会っぽさに憧れる田舎モン」に受けたからこそあの台数売れたわけで、まともな都会人があれを買っているような統計データーはありません。
ご本人はイノベーターとアーリーアダプターの感性ダイナミクスを商品やビジネスにどう反映させていくか、というのがキーだと仰ってますが、彼の手がけた製品の売上数字を見れば、とてもイノベーターとアーリーアダプターの数字ではありません。あの数字は「自分はイノベーター(やアーリーアダプター)であると思!ている」フォロアーの方たちに支えられています。
逆に言えば、商売上もっともおいしいこういう田舎モン層を狙うにはこの本はいいかも知れませんが・・・。
私の周りでも落ちぶれている人、というかもう終わったよね、という人が結構この本を引用していたりするのであまりお勧め致しません。