マーケティングは心理戦であることが心理学の観点から説明されていた。企業の失敗例、検討すべき点などが書かれていた。マーケティングを考える上で是非とも参考にした点が数多く説明されている。煮詰まったときにさっと読み直して、新たにマーケティングに望めるのではないか?どの業種のマーケターにもお勧めしたい1冊である。
マーケティングの理論といえば、大学ではフィリップコトラー氏の方を読むことが多いのではないか?しかし、マーケティングの実務と言う点からは、ジャック・トラウト氏の書物の方がとっつきやすい。
難点は、例として出てくる商品はすべてアメリカで販売されている商品ばかりなので、日本人である我々にはピンとこないことである。アメリカ人なら誰でも知っていると思われる「キャンベル」社製のスープが日本でどれだけ認知されているだろうかと感じた。
それと、このような本で例として挙げられている会社の多くは国際的な大企業ばかりで、世界の99パーセントのビジネスを占めると言われている中小企業の例がないことである。たとえ実務的に書かれている本でも行動を起こしにくい。
単語検索の充実をはかるために、巻末に索引をつけることと目次の機能を高めることを願う。